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将来のお金に対する漠然とした不安が消えなかった理由

共働きで働いている私たちですが、給料や貯金だけを見ていると、将来に対する不安が完全に消えることはありませんでした。毎月の生活費を支払い、少しずつ貯金を増やしても、「このままで本当に大丈夫だろうか」という漠然とした心配が常に頭の片隅にありました。
貯金だけでは見えない将来のリスク
貯金は安心感を与えてくれるものの、物価上昇や子どもの教育費、将来の医療費など、予測できない出費が増えることを考えると、ただお金を貯めるだけでは不十分だと感じました。毎月コツコツ貯金しても、長期的な視点では将来に備えきれないのではないかという思いが強く、安心感を持つことができなかったのです。
情報の不足が不安を増幅させる
また、金融や資産運用に関する知識が十分でないことも不安の原因でした。貯金以外の選択肢があると聞いても、具体的にどうすればいいのか、何から始めれば良いのか分からず、行動に移せないまま時間だけが過ぎていきます。そのため、将来の経済状況や自分たちの生活設計に対して漠然とした恐怖を感じ続ける状態が続きました。
将来への漠然とした不安の心理的要因
心理的な面でも、漠然とした不安は消えにくいものでした。数字や計画を具体的にイメージできないため、「何か足りないかもしれない」という漠然とした不安が頭の中でループしやすくなります。給料や貯金の額だけでは安心できず、未来の生活を完全に見通すことができないことが、心の奥底で常に不安を生むのです。
共働きだからこそ抱えやすい不安
共働きであること自体はメリットですが、それが逆に不安を増幅させる場合もあります。夫婦それぞれの収入が生活費や教育費を賄うための柱となる一方で、片方の収入に頼れない状況や、将来どちらかが働けなくなる可能性を考えると、漠然とした不安は消えません。つまり、収入の安定だけでは将来の安心を保証できず、心理的な負担が残ってしまうのです。
こうした理由から、貯金や収入の現状だけを見ていても、将来のお金に対する漠然とした不安はなかなか解消されませんでした。安心感を得るためには、漠然とした不安の正体を理解し、将来の計画を具体化していくことが必要だと感じるようになったのです。
共働きであれば、ある程度は余裕のある生活ができるものだと思っていました。二人とも毎月安定した収入があり、どちらかが極端に浪費するわけでもない。それなのに、月末になると「今月もあまり残らなかったね」という会話が自然と出てくる。その違和感が、家計を見直すきっかけになりました。
共働きでも余裕がないと感じた家計の現実

一つひとつの支出を見ると、特別高額なものはありません。家賃、光熱費、通信費、食費、日用品。どれも「必要なもの」ばかりで、削る余地がないように感じていました。ただ、合計すると確実に家計を圧迫していて、貯金に回せる金額は想像よりも少ない。そのギャップに、じわじわと不安が積み重なっていきました。
収入が増えても楽にならない感覚
共働きになってから、世帯収入自体は確実に増えました。それでも生活が楽になった実感は薄く、「働いているのに余裕がない」という感覚だけが残りました。平日は仕事に追われ、休日は疲れを取るだけで終わる。お金も時間も、常に何かに追われているような気分でした。
特に感じたのは、将来に対する備えがほとんどできていないという現実です。急な出費があれば、ボーナスや貯金を切り崩す前提になってしまう。その状態が当たり前になっていること自体が、健全ではないのではないかと思うようになりました。
「今は大丈夫」が続かないと気づいた
これまで何度も「今はまだ大丈夫」と自分たちに言い聞かせてきました。子どもはいないし、大きな病気もしていない。だから何とか回っている。でも、それはあくまで条件が揃っているからこそ成立している状態だと、冷静に考えるようになりました。
もし働き方が変わったら、どちらかの収入が減ったら、家族が増えたら。そのたびに家計が簡単に揺らぐことが想像できてしまい、安心して将来の話をできない自分たちに気づきました。共働き=安心、ではない現実が、そこにはありました。
日々の生活は何とか回っている。でも、気持ちのどこかに常に「このままでいいのか」という引っかかりが残る。その違和感こそが、家計やお金の向き合い方を変える必要性を教えてくれたのだと思います。共働きであることに甘えず、現実を直視するところから、次の一歩が始まりました。
貯金だけでは追いつかないと気づいた瞬間

共働きで毎月コツコツ貯金をしているものの、将来の出費やライフイベントを考えると「このままでは追いつかないのでは」と感じる瞬間がありました。家計簿をつけて収支を整理してみると、想定外の支出や教育費、住宅ローン、老後資金など、貯金だけではカバーできない項目が次々と浮かび上がってきます。
子どもが欲しいと思った時の現実
特に子どもを持つことを考えた時、出費の規模に圧倒されました。出産費用、育児用品、保育園や学費、習い事など、すべてを現金の貯金だけで賄おうとすると、現実的にかなりの期間と資金が必要になります。夫婦で「貯金しているから大丈夫」と思っていても、具体的な数字で計算すると不足することがはっきりとわかり、貯金だけでは追いつかないという現実に直面しました。
物価上昇や生活費の増加
また、毎年の物価上昇や光熱費、日用品の価格変動も無視できません。生活費が少しずつ上がることで、同じ額の貯金では将来の支出を十分にカバーできなくなります。特に、共働きでも収入に大きな変化がない場合、このギャップは徐々に不安として積み重なり、「貯金だけでは安心できない」と感じる要因となります。
老後資金や将来のライフプラン
さらに、老後資金の必要性も考えると、貯金だけでは対応が難しいことが見えてきました。退職後の生活費や医療費、住居費など、長期的な支出計画を考えると、貯金だけで全てを賄うことはほぼ不可能です。将来に備えるには、貯金だけでなく、資産運用や投資といった選択肢を検討する必要性を感じる瞬間が増えてきます。
現状の家計だけでは見えないリスク
目の前の家計が問題なく回っているように見えても、将来的な支出の増加や収入の変化に対応できるかを考えると不安は残ります。貯金だけでは、インフレやライフイベントによるリスクをカバーしきれず、計画的に資金を増やす仕組みを作ることが必要だと痛感しました。ここで初めて、貯金だけに頼る家計の限界を理解することになったのです。
この気づきは、私たち夫婦が将来を見据えた資産形成や投資の検討に踏み切る大きなきっかけとなりました。単に貯金するだけでは安心できない現実を理解することで、より具体的で現実的な家計の計画を立てる必要性を強く感じた瞬間でした。
夫婦で話し合って投資を選択肢に入れた流れ

貯金だけでは将来の安心に届かないかもしれない、そう感じ始めてからも、すぐに投資を始める決断ができたわけではありませんでした。正直なところ、投資という言葉には「難しそう」「損をしそう」という印象が強く、自分たちとは距離のあるものだと思っていたからです。それでも、このまま何もしないことへの不安の方が、少しずつ大きくなっていきました。
お金の話を避けなくなったきっかけ
それまでの私たちは、お金について深く話すことをどこか避けていました。家計の状況は共有していても、「将来いくら必要か」「どこまで備えたいか」といった話題は、曖昧なまま流していたのです。でも、貯金だけでは足りないかもしれないと気づいてから、自然と会話の内容が変わりました。
将来子どもを持つ可能性、住まいのこと、老後の生活。これまで漠然としていた話が、少しずつ具体的な数字を伴うようになり、そのたびに現実的な壁が見えてきました。そこで初めて、「増やす」という選択肢を無視できなくなったのだと思います。
リスクよりも「何もしない不安」を比べた
投資の話をすると、必ず出てくるのがリスクへの不安でした。元本が減るかもしれない、タイミングを間違えるかもしれない。そうした懸念は今でも消えていません。ただ、話し合いを重ねる中で、「何もしないまま時間だけが過ぎていくこと」もまた、一つのリスクなのではないかという考えに行き着きました。
貯金は確実ですが、増えるスピードは限られています。一方で投資には上下がありますが、時間を味方につけることで選択肢が広がる可能性もある。その違いを理解したとき、投資は怖いものというより、検討すべき一つの手段として見えるようになりました。
二人で納得できる形を探した
重要だったのは、どちらか一方が無理に押し切らないことでした。すぐに大きな金額を動かすのではなく、まずは仕組みを知ること、少額から始めることを前提に話を進めました。生活費には手をつけず、「なくなっても生活が崩れない範囲」で考える。このルールを共有できたことで、気持ちのハードルが一気に下がりました。
投資を始めたからといって、急に未来が約束されるわけではありません。それでも、夫婦で同じ方向を見て選択したという感覚が、心の安定につながっています。お金に対する向き合い方を話し合い、選択肢を広げたこと自体が、これからの暮らしを支える土台になっていく。そんな実感を持ちながら、少しずつ前に進んでいます。

